「ブリーチした髪が、思った以上に早く赤っぽくなってきた」
「色落ちしてオレンジっぽくなるのが嫌で、次のカラーをどうすればいいか分からない」
そう感じているなら、あなたの髪に何か問題があるわけではありません。ライトナー(ブリーチ剤)を使った髪の色落ちには、決まったパターンがあり、それを知っているかどうかで、次のカラーの選び方が大きく変わります。
この記事では、ライトナーの色落ちがどのように進むのか、なぜ赤みやオレンジが出てくるのか、そして次のカラーを決めるときに考えておきたいポイントを分かりやすく解説します。読み終えたときには、「自分の髪が今、どんな状態にあるのか」「次にどう動けばいいのか」がはっきり見えているはずです。
ライトナーの色落ちはどうなる?赤み・オレンジ化が起こる理由
POINT
ライトナーの色落ちは
「色味が抜け、地毛の暖色が出てくる」過程
ライトナーとは、髪のメラニン色素を分解して明るくする薬剤のことです。ブリーチと呼ばれることもあり、髪を明るくしたあとに、好きな色味をのせるための土台をつくる役割があります。
なぜ色落ちすると赤みやオレンジが出てくるのか
髪のメラニン色素には、もともと赤色や黄色のもとになる成分が含まれています。ライトナーはこの色素を分解していきますが、分解の進み方には段階があり、最終的に完全に色素がなくなるわけではありません。
カラー剤でのせた色味が時間とともに洗い流されていくと、髪に残っている赤みや黄みの色素が表面に出てきます。これが、色落ち後に「赤っぽくなった」「オレンジっぽくなった」と感じる主な理由です。
ブリーチの回数・髪の状態によって色落ちの見え方は変わる
ブリーチを1回だけ行った髪と、複数回繰り返した髪では、色落ち後に出てくる色味の強さや方向性が異なります。ブリーチの回数が増えるほど、髪の中に残る色素の量や種類も変化していくためです。
また、もとの髪質や髪の太さによっても、染料の入りやすさ・抜けやすさには差があります。「色落ちしたらどうなるか」は、髪の履歴と状態によって一人ひとり異なる、という前提を持っておくことが大切です。
色落ち後の赤み・オレンジ化を防ぐ、薬剤選定という視点
色落ち後の見え方は、ホームケアだけで決まるものではありません。施術時にどのカラー剤を選び、どのように色をのせるかによって、色落ちした後の印象は大きく変わります。
「染めた直後」だけでなく「落ちた後」を見据える
カラー剤には、色が落ちていく過程でどのような色味になるかという「退色の方向性」に違いがあります。鮮やかに発色しても、色落ち後に赤みやオレンジが強く出やすい薬剤と、なめらかに落ち着いた色味へ移行していく薬剤があります。
市場に出ている主要なカラー剤を12年間検証してきた中で、施術直後の色だけでなく「1ヵ月後にどのような状態になっているか」まで見据えて薬剤を選ぶことが、色落ちの満足度に直結することが分かっています。色が落ちた状態で過ごす期間の方が、染めた直後よりも長くなるためです。
ホームケアでできること・できないこと
シャンプーの洗浄力や洗うタイミング、お湯の温度を見直すことで、色落ちのスピードを緩やかにすることは可能です。
一方で、「色落ち後にどんな色味になるか」という退色の方向性そのものは、ホームケアだけで大きく変えることは難しく、施術時の薬剤選定が大きく影響します。「色持ちを良くする」と「色落ち後の印象を整える」は、分けて考える必要がある視点です。
次回のカラーはどう考える?色落ちした髪への正しいアプローチ
ライトナーで明るくした髪が色落ちして赤みやオレンジが出てきたとき、次のカラーをどう組み立てるかによって、その後の髪の状態は大きく変わります。
「色を消すため」に再びブリーチを重ねるリスク
赤みやオレンジが気になるからといって、その都度ブリーチを重ねると、髪の内部構造へのダメージが蓄積していきます。
ダメージが進んだ髪は、染料を留めておく力がさらに弱くなり、結果として色落ちがより早くなる傾向があります。「色落ち→ブリーチ→さらに色落ちが早くなる」という流れに入っていないか、一度立ち止まって確認することが大切です。
色落ちした髪を活かしたカラー設計という選択肢
色落ち後に出てきた赤みやオレンジは、捉え方によっては「髪のベースが軽くなった」状態とも言えます。このベースを活かして、ベージュ系やアッシュ系の色味を重ねることで、ブリーチを増やさずに理想の色味へ近づけられる場合があります。
重要なのは、「今の髪の色落ち状態」を正確に見極めた上で、次のカラーを設計できているかという点です。同じ「色落ちして赤みが出た髪」であっても、髪質やダメージレベルによって最適なアプローチは変わります。
過去の施術履歴を正しく伝えることの重要性
ブリーチの回数や、いつ施術したか、その後どのようなカラーを重ねたかといった履歴は、次回のカラーの薬剤選定に大きく関わります。
「他店でブリーチをした髪に、別の美容室でカラーをしてもらったら思った色にならなかった」という経験がある場合、履歴の伝達不足や、履歴を踏まえた薬剤選定がされていなかったことが背景にあるケースも少なくありません。
Q&A:ライトナーの色落ちに関するよくある疑問
Q1. ライトナーで明るくした髪は、なぜオレンジっぽく色落ちするの?
A. 髪に残っている赤色・黄色のもとになる色素が、カラー剤の色味が落ちるとともに表面に出てくるためです。これは多くの方に共通して起こる、自然な色落ちの過程です。
Q2. 色落ちした赤み・オレンジを消すには、もう一度ブリーチした方がいい?
A. 必ずしもブリーチが必要とは限りません。髪のダメージレベルによっては、ブリーチを重ねるよりも、色落ち後のベースを活かしたカラー設計の方が、髪への負担を抑えながら理想の色味に近づけられる場合があります。
Q3. 他店でブリーチした髪を、別の美容室でカラーしてもらうのは難しい?
A. 髪の履歴とダメージレベルを正確に確認できれば、別の美容室でも対応は可能です。ただし、履歴が分からない状態での施術は、想定外の色味になるリスクがあるため、可能な範囲で過去の施術内容を伝えることが大切です。
まとめ:ライトナーの色落ちを正しく理解し、次の一手を決める
- ライトナーの色落ちは、色味が抜けて地毛の赤み・黄みが表面に出てくる自然な過程
- ブリーチの回数や髪の状態によって、色落ち後の見え方には個人差がある
- 色落ち後の印象は、施術時の薬剤選定が大きく影響する
- 赤み・オレンジを消すために安易にブリーチを重ねると、ダメージと色落ちの早さが悪化しやすい
- 色落ち後のベースを活かしたカラー設計が、次の一手として有効な場合もある
まずは、今の自分の髪が「どんな色落ちの状態にあるのか」を整理してみてください。それが分かれば、次にどんなカラーを選ぶべきかの手がかりになります。
もし、色落ち後の赤み・オレンジが気になる、他店でのブリーチ後にどう次のカラーを進めればいいか分からないといった場合は、髪の履歴を踏まえて相談できる専門家に見てもらうことが、ダメージを増やさずに理想に近づくための近道になることもあります。
髪の状態は一人ひとり異なるため、自分の髪に合った次のカラーの形は、実際にカウンセリングを受けることでより明確になります。
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色落ち後のベースを踏まえたカラー選びの考え方が参考になります。
髪のベースカラーと理想の色味の関係を理解するのに役立ちます。
カラー剤の選び方と退色の考え方について、別の視点からも理解が深まります。
ONLY. ISESAKI
もしここまで読んで、
「自分の髪、次はどんなカラーが合うんだろう」と感じたなら、
一度プロに相談しながら整えてみるだけでも、
理想の髪色への近道になります。
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